世界史教室

大学受験生のための世界史問題解説

過去問センターワンフレーズ論述参考書疑問

京大世界史2020

世界史B (4問題100点)第1問 (20点) 6世紀から7世紀にかけて、ユーラシア大陸東部ではあいついで大帝国が生まれ、ユーラシアの東西を結ぶ交通や交易が盛んになった。この大帝国の時代のユーラシア大陸中央部から東部に及んだイラン系民族の活動と、それが同…

2020年度の再現答案

2020年度の再現答案 (再現答案について) どんな答案を書いたから合格したのか知ることができないものです。そこで実際に合格されたかたに受験場で書いた答案を、試験が終わってから時間のあまり経過していない段階で再現していただきました。合格者本人か…

『東大世界史解答文』の解答例の訂正

2006年の第2問の問(1) 課題が「16世紀前半まで」となっているのに、解答例には「ムガル帝国によるジズヤの廃止」としています。「前半」を見逃しました。3代目のアクバル帝は1556年に即位していて、ジスヤの廃止は1564年なので、適切な解答文ではありませ…

阪大世界史2019

外国語学部以外 (Ⅰ)(外国語学部の第1問の問4まで同問) (Ⅱ)(外国語学部の第2問と同問) (Ⅲ)(外国語学部の第3問と同問) 第1問古典期(前5〜前4世紀頃)アテネの民会決議碑文には、「評議会と民会によって決議された」との定型文が残されている。この時期のアテ…

2019模試(一橋)雑感

A模試第1問 次の文章は、8世紀後半にローマの聖職者によって偽造されたと推定されている文書の一部である。この文書を読んで、問いに答えなさい。 朕は……イタリアまたは帝国の酉側のすべての州と地方と都市を……いと祝福された教皇、我々の父で世界の教皇であ…

2019年夏の模試(東大・京大)雑感

A模試 第一次世界大戦前後、最後の中華帝国である清朝や、ロ一マ帝国の理念を継承した諸地域、例えばオーストリア・ロシアにおいて、「皇帝」位が相次いで消滅した。このことは、古代から続いた長い伝統の断絶を意味した。 ユーラシア大陸の東西において、秦…

欺史作家の『日本国紀』─2

p.326に「日本は欧米諸国のような収奪型の植民地政策を行なうつもりはなく、朝鮮半島は東南アジアのように資源が豊富ではなかっただけに、併合によるメリットがなかったのだ。」とある。 「収奪型」でない植民地経営などあるものか。 (1)棉花「欧米諸国のよ…