世界史教室

大学受験生のための世界史問題解説

過去問センターワンフレーズ論述参考書疑問

『東大世界史解答文』の訂正

『東大世界史解答文』1990年第3問の(9)の解答が (9)青年イタリア党、マッツィーニ となっていますが、正しくはリソルジメント、マッツィーニ の間違いでした。お詫びして訂正します。

共通テスト対策

問題は以下でダウンロードしてください。地図・グラフは省いてあるので。ただし第1問だけ地図を載せました。https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00035517.pdf&n=02-04-2_問題冊子_世界史B.pdf 2回の試行テストの中ではこの2回目の問題が来年[2021…

『世界史年代ワンフレーズ』を覚えよう!

ネットでは在庫切れのように偽装しているので、とりあえず初めの部分だけでも印刷して覚えましょう!

阪大世界史2020

Ⅰ・Ⅱ 世界史問題(外国語学部・文学部は同問) ある高校の生徒たちが、2年生の秋の海外実習でベトナムの首都ハノイを訪れ、ベトナム独立の父とされるホー・チ・ミンの廟(びょう)を見学した。生徒たちのうちAさんからDさんまでの4人は、そのときの経験が忘れら…

2020年合格メール

Aくん 3月6日 17:36東京外国語大学言語文化学部イタリア語学科、合格しました。短い間でしたが、添削して下さってありがとうございました。先生の添削あればこその合格であると信じています。本当にありがとうございました。 Bさん 3月7日 11:02本日、筑波…

一橋世界史2020

第1問 次の文章は、ルターがその前年に起こった大規模な反乱について1525年に書いた著作の一部である。この文章を読んで、問いに答えなさい。(問1、問2をあわせて400字以内) 農民たちが創世記1章、2章を引きあいに出して、いっさいの事物は自由にそして[…

東大世界史2020

第1問 国際関係にはさまざまな形式があり、それは国家間の関係を規定するだけでなく、各国の国内支配とも密接な関わりを持っている。近代以前の東アジアにおいて、中国王朝とその近隣諸国が取り結んだ国際関係の形式は、その一つである。そこでは、近隣諸国…

京大世界史2020

世界史B (4問題100点)第1問 (20点) 6世紀から7世紀にかけて、ユーラシア大陸東部ではあいついで大帝国が生まれ、ユーラシアの東西を結ぶ交通や交易が盛んになった。この大帝国の時代のユーラシア大陸中央部から東部に及んだイラン系民族の活動と、それが同…

2020年度の再現答案

2020年度の再現答案 (再現答案について) どんな答案を書いたから合格したのか知ることができないものです。そこで実際に合格されたかたに受験場で書いた答案を、試験が終わってから時間のあまり経過していない段階で再現していただきました。合格者本人か…

『東大世界史解答文』の解答例の訂正

2006年の第2問の問(1) 課題が「16世紀前半まで」となっているのに、解答例には「ムガル帝国によるジズヤの廃止」としています。「前半」を見逃しました。3代目のアクバル帝は1556年に即位していて、ジスヤの廃止は1564年なので、適切な解答文ではありませ…

阪大世界史2019

外国語学部以外 (Ⅰ)(外国語学部の第1問の問4まで同問) (Ⅱ)(外国語学部の第2問と同問) (Ⅲ)(外国語学部の第3問と同問) 第1問古典期(前5〜前4世紀頃)アテネの民会決議碑文には、「評議会と民会によって決議された」との定型文が残されている。この時期のアテ…

2019模試(一橋)雑感

A模試第1問 次の文章は、8世紀後半にローマの聖職者によって偽造されたと推定されている文書の一部である。この文書を読んで、問いに答えなさい。 朕は……イタリアまたは帝国の酉側のすべての州と地方と都市を……いと祝福された教皇、我々の父で世界の教皇であ…

2019年夏の模試(東大・京大)雑感

A模試 第一次世界大戦前後、最後の中華帝国である清朝や、ロ一マ帝国の理念を継承した諸地域、例えばオーストリア・ロシアにおいて、「皇帝」位が相次いで消滅した。このことは、古代から続いた長い伝統の断絶を意味した。 ユーラシア大陸の東西において、秦…

欺史作家の『日本国紀』─2

p.326に「日本は欧米諸国のような収奪型の植民地政策を行なうつもりはなく、朝鮮半島は東南アジアのように資源が豊富ではなかっただけに、併合によるメリットがなかったのだ。」とある。 「収奪型」でない植民地経営などあるものか。 (1)棉花「欧米諸国のよ…

欺史作家の『日本国紀』-1

欺史作家の『日本国紀』-1 一例をあげる。p.327「近代化に大きく貢献した……30年足らずで人口を約2倍に増やした」と書いている。これは『日本国紀』以前に書いた『今こそ、韓国に謝ろう』飛鳥新社にもっと詳しく、次のように述べている(p.47)。 なんと、朝…

駿台大阪校wikiの捏造

駿台大阪校wikihttps://osaka.wicurio.comというサイトがあり、そこにわたしの紹介が載っています。その「授業」欄に以下のように書いてあります。 授業前期の初回100人いたはずだか、後期からは6人になった。(2018 京都校) わたしは行っていないのに、なぜ…

『練習帳new』への疑問

疑問 「世界史論述練習帳 new」の別冊p.17の「元代の中国文化について、儒学・文学・書画・技術面の発展について60字以内で述べよ。」という問題の解答「儒学では朱子学が普及する。元曲・白話小説がはやり、文人画が完成した。技術ではイスラムの天文暦学・…

2019年度再現答案

(再現答案について) どんな答案を書いたから合格したのか知ることができないものです。そこで実際に合格されたかたに受験場で書いた答案を、試験が終わってから時間のあまり経過していない段階で再現していただきました。合格者本人から掲載の許可をえてい…

2019年度合格メール

A くん 8日10:16今発表があって、一橋合格してました!!本当にラスト一ヶ月の先生の添削あってのおかげです。それだけでなく、世界史論述練習帳及び基本60字と本当にお世話になりました。本当にありがとうございました!本試は数英がぱっとしなかったので、…

東大世界史2019

第1問 1989年(平成元年)の冷戦終結宣言からおよそ30年が経過した。冷戦の終結は、それまでの東西対立による政治的・軍事的緊張の緩和をもたらし、世界はより平和で安全になるかに思われたが、実際にはこの間地球上の各地で様々な政治的混乱や対立、紛争、…

京大世界史2019

第1問(20点) マンチュリア(今日の中国東北地方およびロシア極東の一部)の諸民族は国家を樹立し、さらに周辺諸地域に進出することもあれば、逆に周辺諸地域の国家による支配を被る場合もあった。4世紀から17世紀前半におけるマンチュリアの歴史について、…

一橋世界史2019

第1問 次の文章は、14世紀半ばに書かれた年代記の一部である。この文章を読んで、問いに答えなさい。(問1、問2をあわせて400字以内) 主の生誕より400年あまり、マジャール人がパンノニアに到達してから29年目の年、マジャール人すなわちフン人たぢは、それ…

一橋世界史 2018

Ⅰ 次の文章を読んで、問いに答えない。 人間は自分の「空間」についてもある一定の意識をもっているが、これは大きな歴史的変遷に左右されるものである。種々さまざまだ生活形態には同じく種々さまざまな空間が対応している。同時代においてさえも日々の生活…

京大世界史 2018

世界史B(4問題100点)第1問(20点) 内外の圧力で崩壊の危機に瀕(ひん)していた、近代のオスマン帝国や成立初期のトルコ共和国では、どのような人々を結集して統合を維持するかという問題が重要であった。歴代の指導者たちは、それぞれ異なる理念にもとづいて…

鈍感なひとたち

『世界史年代ワンフレーズnew』についてのレビューを見ると極端に分かれる様子が見られます。好評と不評の二つです。不評のひとたちの文句を見てみると、その鈍感さに気がつきます。 たとえば、 (1)velvet zone→「年号暗記の最大の傑作」と題して、私は改…

『みるみる論述力がつく世界史』 山川出版社

『みるみる論述力がつく世界史』 山川出版社、黒河潤二 (編集), 山岡晃 (編集), 湯川晴雄 (編集) 山川は『改訂版・詳説世界史論述問題集』というのを2008年に出していて、これを絶版にしたのか、新しい論述問題集はこれのようです。この旧版はやたら問題量の…

18.11模試の添削

A模試 (問題) 古来、ハンムラビ法典や中国の律に見られるように、為政者が被治者を統治するための手段として法が用いられてきた。しかし、13世紀のイギリスでは、貴族らが国王に大憲章(マグナ=カルタ)を承認させたように、法を通じて為政者の権力を統制…

2020年共通テストの解説

大学入試センターのサイトで問題をダウンロードしてください。http://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?f=abm00011242.pdf&n=5-04_問題冊子_世界史B.pdf 下の問題文は文字おこしをしましたが、写真・絵・グラフ(■の記号)は省略しています。わたしの考察記事は…

2018夏・模試、その添削

A模試第1問 14世紀には、ユーラシア大陸の広範な地域で寒冷化に向かう気候変動が生じ、農業生産の減少などによって飢饉や疫病が生じた。このことは、ユーラシア各地において政治・社会秩序を動揺させる要因の一つとなった。このことは、ユーラシア各地におい…

京大世界史2018

世界史B(4問題100点)第1問(20点) 内外の圧力で崩壊の危機に瀕(ひん)していた、近代のオスマン帝国や成立初期のトルコ共和国では、どのような人々を結集して統合を維持するかという問題が重要であった。歴代の指導者たちは、それぞれ異なる理念にもとづいて…