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大学受験生のための世界史問題解説

過去問センターワンフレーズ論述参考書疑問

筑波大学・世界史B・過去問

筑波大学・世界史B・過去問

●2024年度
 次の各問について、それぞれ400字以内で解答しなさい。なお、解答文中では指定された語句に下線を施すこと。(以下この序文は省略)
第1問
 前4世紀後半から11世紀までのメソポタミアにおける政権の興亡について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  クテシフォン シャープール1世 スルタン
  大アミール ハールーン=アッラシード

第2問
 1110年代から1630年代までの女真・満州の歴史について、周辺諸勢力との関わりに留意しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  オゴタイ 靖康の変 朝鮮王朝 ヌルハチ 
  完顔阿骨打

第3問
 海洋国家としてのオランダの台頭から没落までの過程について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  英蘭戦争 東インド会社 フェリペ2世 
  名誉革命 ユトレヒト同盟

第4問
 台湾の統治と対外関係をめぐる17世紀半ばから20世紀半ばまでの歴史について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  康煕帝 サンフランシスコ講和条約 
  下関条約 台湾出兵 天津・北京条約


2023年度
第1問
 紀元前6世紀から紀元前1世紀までのローマにおける共和政の成立と変遷について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  エトルリア人カエサル ホルテンシウス法 
  グラックス兄弟 元首政

第2問
 10世紀半ばから14世紀末までの中国王朝における国内商業と対外易の展開について、流通のネットワークに留意しながら、以下の句を用いて説明しなさい。
  駅伝制 開封 泉州 草市 朝貢貿易

第3問
 13世紀から17世紀半ばまでの北インドの歴史について、諸王朝による支配のあり方および宗教・芸術・言語における文化融合に留意しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アクバル カースト制度 シク教 タージ゠マハル  
  デリー゠スルタン朝

第4問
 1910年代から1980年代までのチェコスロヴァキアの歴史について、以下の語句を用いて説明しなさい。
 共 産党によるクーデタ ズデーテン地方 
 ハブスブルク帝国 「プラハの春」 ペレストロイカ


●2022年度
第1問
 ヘレニズム時代におけるエジプトとその周辺の歴史について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アントニウス カルタゴ 属州 ディアドコイ   
  ムセイオン
 
第2問
 17世紀から第二次世界大戦物発前までのオランダの東南アジア進出について、他のヨーロッパ諸国や現地勢力との関係に言及しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  インドネシア国民党 オランダ東インド会社 
  強制栽培制度 ポルトガル マレー半島

第3問
 中国共産党に関係する1910年代から1930年代にかけての歴史について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  延安 上海クーデタ 帝国主義的特権の放棄 
  李大釗

第4問
 1920年代のアメリカ社会の特徴について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  移民法 クー=クラックス゠クラン 孤立主義 
  債権国 フォード


2021年度
第1問
 中国王朝において、科挙官僚(科挙出身の官僚)が統治の担い手として段階的に貴族に代わった経緯について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  九品中正 五代十国 新興地主層 則天武后 
  文治主義

第2問
 7世紀から16世紀前半までのエジプトにおける諸国家の興亡について、隣接する勢力との関係に留意しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アナトリア サラディン シーア派 
  ビザンツ帝国 モンゴル軍

第3問
 ルネサンス期に発達した技術が16世紀初頭のヨーロッパに与えた影響について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  グーテンベルク サン=ピエトロ大聖堂 宗教改革    
  人文主義 ドイツ語訳

第4問

 19世紀半ばから20世紀半ばまでの中国とアメリカ合衆国にかかわる諸問題について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  カイロ会談 ジョン=ヘイ 朝鮮戦争 望厦条約
  ワシントン会議


2020年度
第1問 
 9世紀から11世紀までのトルコ系諸集団の中央アジアへの流入とイスラーム化について以下の語句を用いて説明しなさい。
  ウイグル カラ=ハンン朝 トルキスタン 
  ホラズム朝 マニ教

第2問
 14世紀から17世紀までのモンゴル系諸勢力の歴史について.以下の語句を用いて説明しなさい。
  永楽帝 紅巾の乱 ジュンガル 土木の変 
  ホンタイジ

第3問
 14世紀末から20世紀初頭までのポーランドについて.以下の語句用いて説明しなさい。
  サン=ジェルマン条約 ドイツ騎士団 ナポレオン    
  ポーランド分割 ヤゲウォ朝

第4問
 イギリス東インド会社のインドにおける活動の歴史的展開について、イギリス本国との関係に留意しながら.以下の語句を用いて説明しなさい。
  ザミンダーリー制 産業革命 シク教 
  シパーヒーの反乱 プラッシーの戦い


2019年度
第1問
 4世紀から13世紀における江南(長江下流域)の経済発展と中国王朝の興亡との関連について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  朱全忠 隋 占城稲 大都 東晋 

第2問
 7世紀から10世紀後半までのイスラーム世界におけるカリフ制度の変遷について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アブー=バクル ムアーウイヤ イベリア半島  
  エジプト 大アミール

第3問
 19世紀半ばから20世紀初頭までのロシアと清朝の国際関係について、それぞれの国内の情勢に留意しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  義和団事件 太平天国の乱 東清鉄道 北京条約  
  ムラヴィヨフ
 
第4問
 19世紀末から20世紀半ばまでのシオニズムの展開について、当時の政治情勢と関連づけながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  イスラエル ドレフュス事件 バルフォア宣言
  パレスチナ ホロコースト


2018年度
第1問
 メソボタミアにおける都市文明誕生の経緯と、その後、前18世紀までの都市王朝の盛衰を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  ジッグラト 粘土板 農耕・牧畜 
  ハンムラビ メソポタミア南部

第2問
 6世紀から14世紀までの朝鮮半島における諸国家の興亡について、隣接する勢力との関係に留意しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  元 高麗 新羅 白村江 李成桂

第3問
 17世紀から19世紀初頭にかけて大西洋で行われた黒人奴隷貿易について、以下の語句を用いて説明しなさい。
 ヴァージニア植民地 産業革命 西インド諸島 プランテーション 綿繰り機

第4問
 第二次世界大戦後の台湾をめぐる国際情勢と台湾の政治経済について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  新興工業経済地域(NIES) ニクソンの中国訪問
  日中国交正常化 李登輝 「冷戦」


2017年度
第1問
 紀元前11世紀の周から10世紀の唐末五代十国までの
中国の土地制度史について.国家による政策および土地を所有する社会階展の変遷に留意しながら.以下の語句を用いて説明しなさい。
  均田制 豪族 荘園 佃戸 封建制

第2問
 11世紀後半から13世紀末までの約200年間7回にわたる十字軍が行われた。この時代におけるイタリアとイベリア半島の歴史的状況について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アラゴン 教皇党 シチリア 神聖ローマ帝国
  ビザンツ

第3問
 キリスト教の中国への布教と中国での受容に関する
諸問題について、因果関係に留意しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アロー戦争 義和団 対抗宗教改革 典礼問題  
  マテオ=リッチ

第4問
 第二次世界大戦後世界はアメリカとソ連という二つの超大国を軸に西側の資本主義陣営と東側の社会主義陣営に分断され、相互に激しく対立した。このいわゆる冷戦構造の成立期におけるヨーロッバの動向について以下の語句を用いて説明しなさい。
  北大西洋条約機構(NATO) 経済相互援助会議(COMECON) ドイツ民主共和国
  トルーマン=ドクトリン マーシャル=プラン


2016年度
第1問
 アレクサンドロス大王の帝国の分裂からイスラーム勢力の台頭までの西アジアの歴史と文化について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アラム文字 クテシフォン セレウコス朝 
  ゾロアスター教 ローマ

第2問
 14世紀なかばから18世紀にかけての明・清の海上貿易管理体制について、それに対する国家・集団の動向に注目しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  海禁政策 後期倭寇 公行 台湾 琉球王国

第3問
 中世ヨーロッパにおける教皇権の拡大と衰退について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アナーニ事件 インノケンティウス3世 教会大分裂  
  コンスタンツ公会議 叙任権闘争

第4問
 19世紀末から20世紀前半までの朝鮮半島をめぐる歴史の展開について、国際関係に留意しつつ、以下の語句を用いて説明しなさい。
  三・一独立運動 下関条約 大韓帝国 義兵闘争   
  ポーツマス条約


2015年度
第1問
 395年のローマ帝国の東西分裂の後、4世紀末から8世紀前半までの時期を経て、ビザンツ(東ローマ)帝国は小アジアとバルカン半島を主たる領土とした独自の世界を形成するに至る、その歴史的過程について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  イスラーム ササン朝ペルシア 
  スラヴ人 ユスティニアヌス帝

第2問
 6世紀なかばから13世紀初めにかけてのタリム盆地周縁部のオアシス都市をめぐる諸勢力の動向について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  カラハン朝 契丹 チンギス=ハン 唐 突厥

第3問
 フランス革命以降のヨーロッパ社会では、いわゆるナショナリズム運動が吹き荒れた。この運動のドイツ連邦における展開についで以下の語句を用いて、説明しなさい。 
  小ドイツ主義 ビスマルク
  ワフンクフルト国民議会 ブルシェンシャフト    
  メッテルニヒ

第4問
 中華人民共和国における政治・経済の歴史的展開を、因果関係に留意しつつ、下の語句を用いて説咀しなさい。
  改革・開放政策 第1次五カ年計画 「大躍進」
 (第2次)天安門事件 文化大革命 


2014年度
第1問
 7世紀末から11世紀末までのイベリア半島における政治勢力の変遷について、隣接地域の動向と関連付けながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アッバース朝 ムラービト朝 カリフ
  シーア派 ファーティマ朝

第2問
 元・明・清の各時代における儒教を中心とする学問・思想の変遷について、支配体制と社会情勢に関連させて、以下の語句を用いて説明しなさい。
  王陽明 科挙 考証学 康有為 『四庫全書』

第3問
 第一次世界大戦後に設立された国際連盟は、その規約に基づいて委任統治という制度を導入し、敗戦国であるドイツやオスマン帝国の領土を治めることになった。
 この委任統治の実態と問題点について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  太平洋 パレスチナ 東アフリカ植民地 フランス   
  民族自決

第4問
 16世紀から20世紀までのフィリピンの歴史について、国際情勢に留意しつつ、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アギナルド アメリカ=スペイン(米西)戦争 
  マゼラン メキシコ銀


2013年度
第1問
 ミケーネ時代から紀元前6世紀までのギリシア本土と地中海におけるギリシア人の都市文化について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アゴラ オリンピア 集住(シノイキスモス)
  植民市 線文字B

第2問
 ティムール朝の歴史を、以Fの語句を用いて説明しなさい。
  イラン=イスラーム文化 チャガタイ=ハン国
  ウズベク族 ヤジット1世 ウルグ=ベク

第3問
 18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパと南北アメリカで起こった一連の革命・独立運動について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アメリカ独立宣言 七年戦争 ハイチ 
  ラ=ファイエット ロック

第4問
 中華人民共和問の成立から1960年代までの中国をめぐる国際関係について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  中印国境紛争 中華民国政府 中ソ対立
  中ソ友好同盟相互援助条約 平和五原則

2012年度
第1問
 インドにおける仏教の成立から衰退までの歴史、および周辺地域に対するその影響について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アショーカ王  ガンダーラ  クシャトリア     
  ナーランダー僧院 ボロブドゥール

第2問
 12~13世紀のヨーロッパにおいて、後の近代科学の基礎が築かれるに至った歴史的経緯を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アラビア語 アリストテレス 十字軍 ゼロの概念
  ロジャー=ベーコン

第3問
 4~8世紀における中国諸王朝の変遷について、北方諸民族との関係を中心に以下の語句を用いて説明しなさい。
  安史の乱 建康 柔然 都護府 楊堅

第4問
 19世紀前半のアメリカにおける領土の拡大について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  インディアン強制移住法 カリフォルニア   
  ジェファソン テキサス
  マニフェスト=ディスティニー 

2011年度
第1問
 アレクサンドロス大王の東方遠征の経過について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アレクサンドリア インダス川 
  ダレイオス3世 バクトリア マケドニア

第2問
 7世紀から11世紀におけるイスラーム教シーア派の歴史について、スンナ派との対立を中心に、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アリー カリフ セルジューク朝 
  ファーティマ朝 ブワイフ朝

第3問
 中世から18世紀末までのスラヴ民族の歴史について、東スラヴ(ロシア)人と西スラヴ(ポーランド)人を中心に以下の語句を用いて説明しなさい。
  イヴァン3世 キエフ公国 北方戦争 
  ポーランド分割 ヤゲウォ朝(ヤゲロ一朝)

第4問
 1790年代から1860年代までの時期に中国が直面した国内の混乱や対外的危機について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アロー戦争 湘軍 南京条約 白蓮教徒の乱
  林則徐 


2010年度
第1問
 紀元前1世紀から紀元後376年までのローマとゲルマン人の関係について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  カエサル 軍人皇帝時代 『ゲルマニア』
  東ゴート族フン族

第2問
 6世紀から9世紀にかけて突蕨・ウイグルといった大国家を建設し、中央コーラシアを支配したトルコ系民族は、ウイグルの滅亡後さらに西方へ移動し、中東イスラーム世界の主要民族の一つとなった。9世紀中頃から14世紀までのトルコ系民族の歴史について、イスラームとの関わりを中心に、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アナトリア バグダード アフガニスタン
  バルカン

第3問
 ヨーロッパ近・現代における社会主義の発展を、以下の語句(人名)を用いて説明しなさい。なお、彼らが関わった歴史的出来事について言及し、その年代も示しなさい。
  オーウェン トロツキー バブーフ
  マルクス ミュンツァー

第4問
 東南アジアの近・現代史について、外国勢力による植民地支配の展開とその解体過程とを、以下の語句を用いて説明しなさい。
  オランダ領東インド 海峡植民地
  強制栽培制度 スカルノ「大東亜共栄圏」


2009年度
第1問
 紀元前8─7世紀のアッシリア帝国の確立から紀元前4世紀のアレクサンドロスの東征までの西アジア世界における広域支配国家の興亡について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  イッソスの戦い 新バビロニア
  ダレイオス1世 ニネヴェ メディア

第2問
 チベット仏教の起源、および13世紀から18世紀までの内陸アジア・中国の政権とチベット仏教の関係について以下の語句を用いて説明しなさい。
  アルタン=ハーン 乾隆帝 ジュンガル 吐蕃
  フビライ

第3問
 19世紀初頭の神聖ローマ帝国解体から19世紀後半のドイツ帝国誕生までのドイツについて、以下の語句を用いて説明しなさい。なお連邦・同盟の成立およびヴェルサイユ宮殿での出来事について、その年代も示しなさい。
  ヴェルサイユ宮殿 北ドイツ連邦
  ドイツ連邦 ライン同盟 ドイツ関税同盟

第4問
 中国東北地方は、中国の政治の中心部から離れているが、北は黒竜江(アムール川)を境としてシベリアと接し、東は鴨緑江を経て朝鮮半島に連なることから、中国内地だけでなく、周辺地域との関係が深い。このような地理的特徴をもつ東北地方の近代の歩みについて日本との関わりを念頭に以下の語句を用いて説明しなさい。
  張作霖 日ソ中立条約 日露戦争 溥儀
  南満州鉄道


2008年度
第1問
 十字軍の運動が始まる頃には、西ヨーロッパ世界はローマ=カトリック教会の下で統合され、独自の文明として自己を主張し始めたように見える。だがキリスト教会は古代ローマの時代から着々とその組織づくりをおこなってきていた。このキリスト教会の動きに注目しながら、十字軍が開始されるまでの西ヨーロッパ世界の形成について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  イスラム教徒 クローヴィス 聖像禁止令
  ニケーア公会議 800年

第2問
 文化の担い手と対外関係の変化に留意して、中国史における唐の文化と宋の文化の違いを、以下の語句を用いて説明しなさい。
  華夷の別 『五経正義』 司馬光 朱子学
  マニ教

第3問
 19世紀から20世紀初頭にかけてアメリカ合衆国はヨーロッパ諸国の中南米への干渉を排除し、この地域への支配を強めた。この時期のアメリカ合衆国とカリブ海諸国との関係について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  セオドア=ローズヴェルト パナマ運河
  パン=アメリカ会議 米西戦争 モンロー主義

第4問
 第二次世界大戦終了後から1950年代前半にかけての東アジア諸国の情勢について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  国連軍 サンフランシスコ講和会議
  中華人民共和国 朝鮮戦争 日本国憲法


2007年度
第1問
 唐末五代までの官吏任用制度に留意しながら、中国における門閥貨族の形成と盛衰を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  豪族 荘園 曹丕 南朝 楊堅

第2問
 現代のドイツ領士は、かつての神聖ローマ帝国を拮盤としている。神聖ローマ帝国の名称の由来、その15世紀末までの変遷について、以下の語句を用いて説明し
なさい。
  オットー1世 金印勅書 皇帝による統一
  領邦 イタリア政策

第3問
 19世紀にイギリスが自由貿易を世界に拡大しようとしたのに対し、後発資本主義のドイツ、アメリカは強く抵抗した。その情況を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  穀物法撤廃 南北戦争 ドイツ関税同盟
  リカード リスト

第4問
 19世紀後半から20世紀初頭におけるイスラーム世界の植民地化について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アチェー王国 英仏協商 スーダン
  ブハラ=ハン国 スエズ運河


206年度
第1問
 中国史上の唐から清に至るまでの徴税・労役制度について、以下の語句を用いてどのような変遷が見られたかをまとめなさい。
  両税法 魚鱗図冊 地丁銀 租庸調 一条鞭法

第2問
 西ローマ帝国滅亡後から8世紀後半までのイタリアの政治情勢について以下の語句を用いて述べなさい(なお、以下の語句のうちランゴバルドはロンバルドと表記される場合もある)。
  ピピン ユスティニアヌス ランゴバルド
  カール大帝

第3問
 10世紀の五代十国の分裂時代を統一した北宋から現代に至る中国の歴史を、下記に掲げる王朝・政権の都(臨時も含む)となった5つの都市名を使い、それぞれの都市の特徴にふれながら、述べなさい。なお5つの都市名は現在の地名である。
  開封 杭州 重慶 南京 北京

第4問
 アルザス・ロレーヌ(エルザス・ロートリンゲン)地方は地理的にはフランスとドイツの中間に位置し、言語的にはドイツ系であるが、文化的にはフランスヘの帰属意識が強い。鉱物資源が豊富であったため、フランスとドイツのあいだで抗争の原因ともなった。近世から現代までのアルザス・ロレーヌ地方をとりまく歴史を以下の語句を用いて述べなさい。
  ウェストファリア条約 ブーランジェ将軍
  フランス革命 ビスマルク
  ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体


2005年度
第1問
 ァケメネス朝ペルシアによる東地中海沿岸地域の支配の進展と衰退を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  イッソスの戦い キュロス2世 エジプト
  リディア ペルシア戦争

第2問
 イスラムの伝播には海上交易が大きな役割を果たした。ムスリム商人の海上交易活動によるイスラム世界の拡大について、以下の語句を用いて述べなさい。
  スワヒリ語 海の道 広州 マラッカ インド洋

第3問
 19世紀前半にヨーロッパで成立したウィーン体制とラテンアメリカ諸国で興隆した独立運動との関係を、以下の語句を用いて述べなさい。
  モンロー宣言 シモン=ボリバル
  クリオーリョ サン=マルティン
  ジョージ=カニング

第4問
 アヘン戦争、アロー戦争と続けてヨーロッパ列強との戦争に敗北した清朝は、体制の立て直しのため諸政策を打ち出していった。アヘン戦争から辛亥革命までの清朝の体制改革とその問題点を、以下の語句を解説しながら用いて説明しなさい。
  科挙制 憲法大綱 総理衛門 変法運動
  洋務運動


2004年度
第1問
 紀元前5世紀における都市国家(ポリス)アテネの盛衰を、以下の年代を用いて述べなさい。
  前495頃〜429年 前490年 前487年 前477年
  前431〜404年

第2問
 元の東南アジアヘの遠征を一つの契機として.大きな歴史的変化が起こり.今日の政治と文化の原型が確立された13世紀から16世紀にかけての東南アジアの歴史について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  アユタヤ朝 マラッカ王国 
  マジャパヒト王国(マジャパイト王国)
  ヴェトナム クメール人

第3問
 16世紀から17世紀にかけて世界の商業的覇権を握ったのはオランダだった。オランダの興隆と衰退を以下の語句を用いて説明しなさい。
  バタヴィア 新教徒 ニュー・アムステルダム
  中継貿易 ユトレヒト同盟

第4問
 中華民国期(1912~49年)における中国の政治的課題は、地方政治勢力による割拠を打破し、強力な中央集権国家を樹立して、外国による圧迫や侵略に対抗することにあった。当該時期の二大政治勢力である中国国民党と中国共産党とは1949年までに、上記の政治的課題を追求しつつ、どのように、また、なぜ連携と対立を繰り返したのか、以下の語句を用いて述べなさい。
  中華人民共和国 軍閥政権 日中戦争
  国共合作 北伐


2003年度
第1問
 中国人の海外移住の歴史は古いが、明代以降、多くの中国人が海外に移住していった。明代以降の中国人の海外移住の歴史と中国本土との関係を以下の語句を用いて述べなさい。
  海禁 華僑 シンガポール 孫文 鄭和

第2問
 紀元前17世紀から紀元前12世紀にかけてのエジプトとシリア地方との関係について、以下の語句を用いて述べなさい。
  テル=エル=アマルナ 戦車と馬 
  アメンホテプ4世 「海の民」 ヒクソス

第3問
 16世紀後半から19世紀末までのロシアの東方進出について、以下の語句を用いて述べなさい。
  アラスカ イリ条約 コーカンド=ハン国 
  ネルチンスク条約 ムラヴィヨフ

第4問
 以下のテキストを読み.下線部に注意しながら、問(1)および問(2)に答えなさい。

 1804年12月2日、パリのノートル=ダム寺院で戴冠式がおこなわれた。ナポレオンはたしかにシャルルマーニュ〔カール大帝〕を追憶した。しかし 大帝はローマに行って儀式をおこなったが、ナポレオンは教皇ピオ7世をパリに招いた。その効果をかれは計算していた。しかも教皇の手で加冠することになっていたのに、その瞬間かれは帝冠をとりあげ、自分で頭上にのせた。このふるまいはナポレオンをいかにもよくあらわしている。そのあとで、ひざまずくジョゼフィーヌに冠をおこうとした。ルーヴル博物館のダヴィドの絵はこの瞬間をとらえている。ナポレオンの母方の叔父フエシュ枢機官とならぶ教皇は、不興げな表情をしている。
 ベートーヴェンの伝記のなかで、第三シンフォニーについて、かれの苦悶するすがたは、感動的な偉大さをもっている。
 ……………………
 もともと共和的な思想をいだいていた芸術家には、故国の敗戦とはべつの問題として、ナポレオンが自由精神、人間解放の選手として新しい時代をつげる英雄のようにおもわれた。フランスとオーストリアの講和後、ヴィーンにはベルナドットが公使としてのりこみ、ベートーヴェンにナポレオンに対する関心をかきたてた。ナポレオンの終身執政就任の報は音楽家の不安をかきたてたが、理想化された英雄の像はまだくずれなかった。1803年、ベートーヴェンはやむにやまれぬ芸術的意欲を第三シンフォニーの作曲にそそぎ翌年にいたって完成し、表紙にボナパルトと記入した。フランス軍は解放の革命的軍隊であり、ナポレオンは革命的英雄でなけれはならなかった。これが『エロイカ』のテーマである。しかしナポレオンの皇帝に即位したという報告は、まもなく全ヨーロッパにつたえられた。ベートーヴェンは大きな衝撃をうけ、はじめて ナポレオンの侵略者、独裁者としての存在に限をひらいた。 (井上幸治『ナポレオン』岩波新書)

問(1) ローマ教皇に対するカール大帝とナポレオンの態度の差はどこからきているか。それはまた二人の文化政策にどのようにあらわれているか。
問(2) ナポレオンの「革命的英雄」としての側面と、「侵略者」としての側面をもっともよくあらわしていると思われる事例(政策)を各々ひとつ挙げ、説明を加えなさい。


2002年度
第1問
 ローマ帝政の始まりからローマ帝国の東西分裂に至るまでの歴史の流れを以下の5つの語句を用いて説明しなさい。
  アウグストゥス 軍人皇帝
  コンスタンティヌス帝 395年 「ローマの平和」

第2問
 中国における仏教の歴史について、以下の5つの語句を用いて説明しなさい。
  玄奘 禅宗 廃仏 仏図澄 竜門

第3問
 フランスとの七年戦争はイギリス帝国の発展にとって重大な意義を持った。それについて以下の5つの語句を用いて説明しなさい。
  パリ条約 フレンチ=インディアン戦争
  プラッシーの戦い ベンガル ルイジアナ

第4問
 19世紀の帝国主義列強のアジア・アフリカ支配が進む中、イギリスの軍人ゴードン(1833─1885)は2つの大きな抵抗運動の鎮圧に関わったことで知られている。(1)2つの運動とは何を指し、それぞれどのようなものであったか、(2)両者の共通点とは何か、について以下の5つの語句を用いて説明しなさい。
  イスラム 洪秀全 上帝会 スーダン
  ムハンマド=アフマド


2001年度
第1問(*印のついた語句を最初に使用し、他の語句の使用は自由とする)
 共和政期におけるローマの拡大と変質について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  前146年* カエサル 奴隷反乱 グラックス兄弟

第2問
 李氏朝鮮は、中国の明朝・清朝とどのような関係を持っていたか。またその関係が19世紀末の東アジアの歴史にどう影響したかを、以下の語句を用いて説明しなさい。
  朝貢国* 江華島事件 豊臣秀吉 日清戦争
  ホンタイジ

第3問
 第一次世界大戦後のヴェルサイユ体制の意図と限界を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  十四ヶ条原則* ラインラント 
  ワシントン会議 国際連盟 ソ連

第4問
ヨーロッパ列強のアジア・アフリカ進出について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  スエズ運河* シベリア鉄道 東清鉄道 
  バグダード鉄道


2000年度
第1問
 メソポタミアの歴史と文化の特徴を、エジプトの場合と比較しながら、以下の語句を用いて説明しなさい。
  統一国家 アッカド人 ナイル川の氾濫
  都市国家 太陽暦 シュメール人 六十進法
  メネス王 農耕社会 天然の要害

第2問
 インドのイスラム化の過程を、以下の語句を用いて説明しなさい。
  タージ・マハル バーブル
  デリー・スルタン朝 ジズヤ スーフィー教団 

第3問
 1783年〜1823年までの時期におけるアメリカ合衆国の拡大・発展について、以下の語句を用いて説明しなさい。
  パリ条約 ルイジアナ 米英戦争
  モンロー宣言 大陸封鎖令

第4問
 中国の儒教の変遷を、以下の語句を古い順に用いて説明しなさい。
  李贄(李卓吾) 『新青年』 孔頴達
  董仲舒 朱熹

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